「専業主婦は病気」という病気

 年の瀬になって、またぞろ仙谷官房長官の「暴言」が明らかとなった。

 産経新聞によれば、仙谷氏は今年4月の講演で、「専業主婦は病気」と発言していたという。講演録によれば、「働く女性が結婚し、働きながら子どもを産み、働きながら家庭を運営し子育てをするという環境」が整備されなかったために「専業主婦という病気を引きずっている」と仙谷氏は言っている。講演録には「専業主婦は病気」と見出しが付けられているのも当然だろう。

 仙谷氏が言いたいのは、女性は社会に出て働くことにこそ価値があるということである。だからこそ家庭を守る専業主婦は「病気」ということになる。

 しかし、これは何も仙谷氏だけではなく、民主党が推進してきた男女共同参画の考え方そのものでもある。

 「働きながら子育て」すれば家庭で子育ては出来ず、当然、子供は保育所に丸投げということになってしまう。民主党が推進する「子ども手当」は、本来的には「子供は社会で育てる」という考え方に立っている。そこに家庭で育てるという発想はない。

 家庭や家族というものに価値を置かず、家庭での子育てを否定するというのが民主党の政策だと言える。むろん、それは家庭を壊し、家族を解体する政策でもある。

 民主党は、家庭や家族を壊して、人が幸せになれるとでも考えているのだろうか。「専業主婦は病気」という彼らの方こそ「病気」である。

(日本政策研究センター・メールネットワーク 平成22年12月28日付)