「少子化」の張本人が「少子化」担当大臣に

 「少子化対策」がまったなしの状態にある。総務省が先日発表した人口推計でも先日、日本の総人口は前年より25万9千人減少。なかでも、出生児数が過去最低の107万3千人となった結果、人口の自然減が18万人と、過去最大となった。

 むろん、総人口に占める年少人口(0~14歳)の割合は13.1%で過去最低。一方、老年人口(65歳以上)も過去最高(23.3%)となった。

 ところが、4月23日に野田内閣は、中川防災担当相が2カ月余り兼任していた少子化担当相に、こともあろうに、小宮山洋子厚生労働相を兼務で任命した。民主党政権の少子化担当相は、政権交代以来、小宮山氏でなんと9人目。民主党政権に少子化問題への熱意など見られない。

 しかも、小宮山氏は、ジェンダー・フリーの旗振り役を務めてきたフェミニストで、「家族単位の政策」から「個人単位の政策」へなどと言ってきた人物。むしろ「少子化」の種をせっせと蒔いてきた張本人とも言える。こんな人物を少子化担当にして、一体、何をしようというのか。(日本政策研究センター メール・ネットワーク平成24年4月28日付)