東京裁判とは何だったのか

東京裁判とは何だったのか

著者:『明日への選択』編集部

定価:800 円+税

 

日本が「侵略戦争」を行ったと断定し、いわゆる「A級戦犯」を断罪した東京裁判――。では、東京裁判はどこが根本的に間違っていたのか? 判決の事実認定のどこが事実ではないのか? また裁判のなかで日本側はいかに弁明・反論したのか? さらには独立回復の際、日本は東京裁判の何を受け入れたのか? そして日本国民はいわゆる「戦犯」とされた人たちをどう受け止めたのか……等々、今日問題とされている論点に沿って、東京裁判の問題点を再整理した。今、日本人が知っておきたい東京裁判の論点のすべてがここにある。(A5判112頁)

 

【編集部より】

靖国神社参拝問題と言えば、今では必ず中心テーマとなる、いわゆる「A級戦犯」問題、また中国との歴史認識問題では常に持ち出される「侵略戦争」論――そうした問題はすべて東京裁判から生まれたといってよいでしょう。いわゆる「A級戦犯」28人を断罪し、日本が「侵略戦争」を行ったと断定した出発点こそ、まさにこの東京裁判だったからです。

一方、この東京裁判が連合国による「勝者の裁き」「復讐裁判」であったことを否定する人はいません。

しかし、では、この東京裁判のどこが不当だったのかと具体的に問われると、意外と知られていないというのも現状です。また、この東京裁判を受け入れたから日本は独立できたなどというデタラメを公言してはばからない政治家すらいます。

では、東京裁判は根本的に何が間違っていたのか、判決の事実認定のどこが事実ではないのか、また、裁判のなかで日本側はいかに弁明し反論したのか、さらには独立回復の際、日本は東京裁判の何を受け入れたのか、そして日本国民はいわゆる「戦犯」とされた人たちをどう受け止めたのかなど――今日、問題とされている論点に沿って、東京裁判の問題点を再整理しました。

なお、随所に散りばめられた資料は、故冨士信夫氏のインタビュー(『証言・私の見た東京裁判』当センター刊・絶版)を精選して再録したもの。冨士氏は第二復員省臨時調査部法廷係として東京裁判のほとんどすべてを傍聴され、その傍聴記録と研究をまとめた『私の見た東京裁判』(上・下)を昭和63年に講談社学術文庫から上梓された方です。

 

【目 次】

Part1 東京裁判とは?「A級戦犯」とは?
1 東京裁判を考える5つの視点
2 「A級戦犯」とは何か?

Part2 日本側はかく弁明・反論した
1 堂々と展開された「日本の反論」
2 東條英機はかく弁明した

Part3 虚構の東京裁判「判決」
1 「国策の基準」は「侵略計画」か?
2 歴史の事実を歪めた判決
3 人道に対する罪では誰も有罪になっていない

Part4 独立日本は「東京裁判」をどう受け止めたのか
1 サンフランシスコ条約とは何だったのか?
2 平和条約第11条は何を意味するのか?
3 国会は「戦犯」をどう論じたか

資料1 東京裁判開廷の日
資料2 審理の進め方も不公正だった
資料3 却下された弁護側動議
資料4 見事だった東條証言
資料5 パル判決とは何か

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